自分が不安だったり心配だったりする事案について、「不安を解決」と題してシリーズ化していこうと思う。

今回の題材は「通報時の現在地」についてだ。私は昔、小型の携帯電話が普及して間もない頃、ある小さな事件に遭遇し警察に通報するということがあった。屋外だったので、持っていた携帯電話での通報だ。そのとき感じたのが、今いる場所の詳細が分からないということ。「場所はどこですか?」と言われても詳しい現在地はわからない、そんな経験をしたことがあった。そのとき以来、ずっと感じていたのが携帯電話などで通報した際、現在地がわからないのではないかというものだ。

実はこれに関しては、2007年から改善されていた。「緊急通報位置通知」というシステムがそれだ。総務省のホームページにも、制度化までの経緯や詳細などが掲載されている。

総務省 安全・信頼の向上 緊急通報

この制度によって、固定電話なら契約者の住所や位置情報、電話番号や契約者名などが通知され、携帯電話ならGPSが利用できるものならGPS測位による位置情報と電話番号が通知されるようになった。私が心配しなくても、すでに改善されていたというわけだ。


緊急通報というのは普段遭遇することのない事象なだけに、私の中で1つ不安が解消された。